老廃物はどこへ行く?

これはネトラバスティという眼の治療。

土手のなかに薬用のギー(バター)を溜めて、この油のなかで目を開いたり動かしたりします。

眼の栄養となり、緊張を取り除き、視力を回復させるといわれています。

有名なパンチャ・カルマというアーユルヴェーダの治療法のひとつです。


パンチャ・カルマでは

①最初に老廃物を身体の管にのせ

②それを消化器や汗などで出し

③仕上げに滋養を与える

の3つのステップから行われています。


アーユルヴェーダでは、アイスクリームなども

「食べ過ぎなければOK」

と言われます。

これは、老廃物や毒素を健康な身体は排出できると考えられているからです。


前回のGOOD MORNING YOGAでは、この老廃物が

「穴」

から出ていくという話をしました。


つまり、目、耳、口、毛穴、消化器系などから、老廃物は毎日排出されているということです。


どんなに良い食べ物を食べたり、サプリメントを飲んでいても

老廃物が身体に蓄積されていれば、効果が出にくかったり

蓄積が過剰になれば、別の部分へと拡散し、病気になってしまうかもしれません。


毎日、パンチャ・カルマのような治療はできませんし

やったら体力がもちません。(特に排出には、かなり体力を消耗します)

アーユルヴェーダの医師も必要です。


でも毎日の生活のなかで、老廃物をより出しやすくする方法はあります。


次回は日常生活のなかで、どのように老廃物を排出していくか、を詳しくお話ししていきます。








ヨガインストラクター 宮林 佐千子

富山で伝統的なヨガ、アーユルヴェーダをお伝えしています。